[1701] 1月の演奏会 (1)

  • 2017.01.08 Sunday
  • 16:27

❖ 国際的な音楽フォーラムの一環として     ・この演奏会は終了しました

・1月14日(土) 午後2時開演/午後5時開演

・東京タワーホール(東京・芝公園)

 

・東京タワー文化フェスティバル2017、という

 タイトルのもとに、日本文化全般を世界の人々

 に知ってもらおうと云う企画、芸術から工芸、

 食材まで幅広く紹介するものらしく、知人のT

 さんからの要請で、現代の日本音楽の演奏会の

 舞台に参加することになりました。14、15日

 の二日にわたって行なわれるうちの14日に、次

 の作品を皆様に聴いて頂く予定です。

 

・ソプラノと2面の箏による箏歌

 「アダジオ」(訳詩・斎藤磯雄)(2010)

 

・ヴェルレーヌやランボーとも交信のあったフラ

 ンスの詩人・フランソワ・コペーのバラード風

 の長詩からの訳、19世紀から20世紀へ、あら

 ゆる物の価値観が変わって行く中で、みずから

 の美の信条を貫くうち、やがて忘れられて行く

旧い芸術家や旧い芸術‥‥僕自身の心情にも強く訴えかけてくる詩のメッセージに惹かれて、

7年前に作曲し、以来いくたびか再演されています。関根恵理子さんのソプラノ、箏1の重成

礼子さん、箏2の木村麻耶さんの3人による、初演以来かわらぬコンビで今回も演奏されます。

この曲の中には、バロック期以降に用いられている「ため息のモチーフ」や、サティの「ジム

ノペディ」など、幾つかの楽節断片が記号として用いられていますが、そんな事よりも、2段

鍵盤のクラヴィアのように2面の箏を扱い、フラット2つのト短調からシャープ2つのロ短調

へ、一瞬で移って行く転調感など、自分なりの新しい試みに注意して、聴いてほしいと思って

います。年末年始に重なった邦楽新作の作曲のために、ご案内が遅くなりましたが、当日は僕

も会場に出向き、成功を見届ける予定です。

 

・折しも日本全土に大寒波が襲った最初の日で、催し物には最悪の空模様でしたが、幸いにも

 東京の市内には雪も雨も降らず寒波だけで済み、東京タワーも大勢の観光客で賑わいました。

 タワー地下の中央を仕切って150名ほどのホールとした空間で、僕の作品も4番目に演奏さ

 れ、関根さんたちの演奏も回を重ねるたびに解釈が密になり、とても良い演奏を提供できた

 と思います。夕方近くの最上階の展望台での2回目の公演も、環状の通路の一角に設置された

   小舞台で行なうので、通行人と目線が合うほどの狭さ、演奏者の皆さんは大変でしたが、立ち

 止まって熱心に聴いてくださる人だかりが出来て、これも大成功でした。今回は、まったく要

 領が判らずに参加したのですが、次回またこのような機会があれば、今度は選曲から何から、

 このような場に相応しい内容のもので、参加したいと思いました。関根さんはじめ、三人の

 元気な姿に再会できたことは、僕にとっては大きな収穫・今後への励みでした。

 

 

 

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