[1802] 1月の演奏会(2)

  • 2018.01.07 Sunday
  • 23:36

❖ 歴史建造物での演奏会                           ・この演奏会は終了しました

・1月21日(日)午後2時開演

・岸和田市立 自泉会館ホール(岸和田城北東)

 

・岸和田市と市文化事業協会共催による恒例の

 新春邦楽コンサートが今年も開催されますが、

 その一環として、昭和7年建造の古色ゆかしい

 自泉会館で、和洋合奏による演奏会が予定され

 ています。この席上で、通常のピアノ伴奏によ

 る歌唱に尺八が加わった僕の短い歌曲が再演さ

 れます。

 

・「わが道」(詩・貞松瑩子)(2015)

 

・この曲は一昨年6月に西宮ルーテル教会で狩屋

 瑠美さんがが再演してくださったのですが、そ

 の演奏を聴かれて、今回の尺八奏者・小林純鈴

 氏が特に関心を持たれ、当日のプログラムに取

 り入れて下さいました。思いがけない出会いに

 感謝しているところです。

 

・しかも更に思いがけない事に、この曲のピアノ伴奏で賛助出演してくださるのが、僕の勤務

 していた大阪芸大時代の同僚だった教授・宮前勝代さんです。ご退職後の現在も地元・和泉

 地域を拠点に幅広い演奏活動をされており、なかでも歴史的建造物の中で、その環境に相応

 しい演奏会をシリーズで企画されるなど、地域生活との接点を大切に活動を続けておられま

 す。城と濠を持つ文化都市・岸和田での今回のコンサート、僕も小林師匠へのご挨拶や宮前

 教授との久々の再会を愉しみにしています。

 

・このところの寒気襲来の悪天候の中では、珍しく青空から陽射しが降り注ぐ好天となり、岸

 和田城の天守閣も清々しく、くっきりと印象に残りました。写真で見た通りの古風で大切に

 使いこまれた集会ホール、100名にも満たない会場でしたが、地元の年配の方が多く来聴さ

 れ、尺八の小林鈴純氏が司会役も兼ねて、サービス過剰にならない簡潔なトークで、全6曲、

 これまた腹八分目のちょうど良い長さの演目を聞かせていただきました。どのステージもレ

 ベルの高い演奏で、ことに難曲の「さらし幻想曲」(中能島欣一)など、スキのない圧倒的

 な豪演でした。また1曲目に聴いた古典「千鳥の曲」は、僕はこれまで冒頭の陽旋法による

 主題の印象が、あまりにアッケラカンとしているので、あまり身を入れて聴いた事がなかっ

 たのですが、箏と尺八との合奏で(もちろん歌入りで)、冒頭こそやや大味ながら、その後

 展開する手事の場面など、微をつくし妙をつくしたセッションが予想外に面白く、古曲の真

 価を改めて見直しました。後半の最初に演奏された僕の「わが道」には、かつての芸大での

 同僚だった宮前先生のピアノで、ソプラノの角野さんが歌われ、これにさらに尺八がオブリ

 ガートで加わるという、まさに和洋融合の世界を、お三人の解釈で、見事に表現していただ

 き、技術的には平易な作品なのですが、自曲ながらとても味わい深く聴かせていただきまし

 た。このような催しを将来ぜひまた企画して頂きたいし、僕自身もまた作品を提供させてい

 ただきたく、期待しています。ほんとに、皆様お疲れさまでした! 

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