[1832] 11月の演奏会(3)

  • 2018.10.22 Monday
  • 21:53

❖ 55周年を迎えた箏アンサンブルの能楽堂公演

・11月23日(土)午後1時開演

・奈良春日野国際フォーラムIRAKA---能楽ホール

         (大仏殿交差点東、奈良公園内)

 

・永年の楽友・吉岡紘子さんが率いる「吉岡綋子

 &ぐるーぷ・いぶき」の皆さんによる定期公演、

 今年は会場が能楽ホールに決まり、多数の楽器

 を能舞台にあげるのが憚られるために、小編成

 のプログラムが14ステージ用意されています。

 どの曲目も「いぶき」の会でたいせつに弾込ま

 れてきた充実した内容が揃っていて、いつもと

 は雰囲気の異なる能楽堂での演目に、相応しい

 ものだろうと思っています。東京で活躍してい

 るメンバー・重成礼子さんはみずから作曲した

 作品を演奏されるとか、これもこのぐるーぷの

 活力を示すバロメータの事例でしょう。

 

・吉岡さんのために書いてきた僕の曲も、有難い

 事に今年は2作品が採りあげられています。

 

・(1) 独奏二十絃のための「内なる異境へ」(1987)

・(2) 二十絃と十七絃のための「双樹」(1989) 

 

・作品ができてから既に30年が経とうとしています。「双樹」はそれから後も多くの演奏者に

 愛好されて、幸いにも幾度となく再演されたり、CDに収録されたりしていますが、「内なる

 異境へ」の方は、その後、吉村七重さんが一度ステージで採り上げてくださった幸運を最後に

 近年はお蔵入りでした。タイトルからも推察できるように、あの頃まだ現代音楽の基調だった

 無調での書法が、この作品にも尾を引いていて、この曲が何だか取っつきにくい印象を与えて

 いるのかも知れません。ともあれ、久々に自分の昔の姿に逢えるのを期待しているところです。

 

・どうでも良い事ですが、今回のチラシの画面が「華やかな」箏のイメージから程遠く、確かに

 タイトルには「‥‥‥多様な箏の音色に魅せられて」と要点を押さえたキャプションが付いて

 いて問題ないのですが、奈良県大音楽祭参加のチラシながら彼女の想いが垣間見えて、僕には

 とても興味ふかく感じます。どうか当日まで体調に留意され、大きな成功を収められますよう!
 

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