[1905] 4月の演奏会(1)

  • 2019.03.23 Saturday
  • 15:15

❖ 今年は春秋の2回に分けて大阪と京都で   ・この演奏会は終了しました

・4月21日(日)午後2時開演

・ザ・フェニックスホール(大阪梅田新道)

 

・一昨年の夏、頼もしい盟友・内藤千津子さんを

 失いましたが、その後のオーディションによる

 審査を経て、4名の新人が会員に加わり、当会

 も新しい航路を進みつつあります。それで、今

 年はいつもの定演を春秋の2回に分け、今回の

 大阪公演に続いて、10月5日には京都アルティ

 において、新入会員のご披露をかねての秋季公

 演を予定しています。いつもなら、10名以上の

 歌い手の顔写真が並ぶところですが、少ないの

 はその理由からで、各自の持ち時間が増えた分、

 6名のメンバーが、それぞれ会心の選曲で舞台

 に臨む意気込みでいます。どうかご期待を!

 

・今回も僕の作品集からの、あまり長くない1曲

 をお聴きいただく予定です。

        「溢れる海」(詩・貞松瑩子)(2010)

   とても叙情的な言葉で書かれていながら、詩の

 真意を会得するには難解な貞松瑩子の幻視の世界、この詩も、愛着と畏怖とが一体となった

 自分の過去の記憶が、一度にフラッシュバックしてくる白昼夢を、きらめく夏の海の音楽に

 乗せて表現しています。明るく、それでいて恐ろしい破滅の予感‥‥‥ちなみに、この曲は

 名古屋で初演された後、関西で故・内藤千津子さんによって再演されました。今回は、彼女

 への追悼の思いを込めて、田嶋喜子さんが歌ってくださいます。

 

・チラシの基本色にふさわしい新緑の好天に恵まれ、久々のフェニックスでの公演は盛会裡に

 無事終幕しました。今回から我々の顧問になっていただいた青山恵子先生も東京から来て頂

 き、打ち上げまで付き合ってくださって、いろいろと厳しくも励ましに満ちた批評・感想を

 聞かせていただく事ができ、次回の秋の公演をめざし団結して進んで行く活力を与えていた

 だく事ができ、感謝しています。他にも東京から詩人の木下宣子さん、名古屋からは名古屋

 波の会の会長・伊藤晶子さんや長江希代子さんがお見えになり、たいへん心強いことでした。

 

・なん年ぶりかで再演してもらった僕の「溢れる海」は、楽友の田島喜子さんが、新しい解釈

 による見事な盛り上がりのある演奏で、この上ない再演でした。初演の時には、僕自身まだ

 全体のイメージが摑みきれてなかった、この貞松詩の世界が、実は1週間ほど前、僕の胸中に

 突如ひらめく啓示があったのです。詩人がひたすらに忘れようとしている、海へのこだわり、

 それはもしかすると、真夏の南の海に消えた自分の息子、戦死した我が子の思い出なのでは

 ないかと、気付いたのです。そうすると、処どころ不可解なこの詩句の意味がつながる事が

 判ったので、青山先生や田島さんとも話し合い、その解釈で彼女にも歌っていただきました。

 何か前々からわだかまりのあった事案が、ともかく、ひと山越えた思いで、ホッとしています。

 

 

 
 

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