[1918] 新しい作品の完成 (34)  女声合唱曲「令和の梅の花」

  • 2019.08.25 Sunday
  • 21:50

❖ 元号・令和の出典、万葉集をもとに

・今年の7月頃、以前から僕の合唱曲を歌ってく

 ださっている2つの女声合唱団から、この秋の

 それぞれの地域の合唱祭で歌う参加曲について

 相談されました。多くの団体が参加する合唱祭

 なので、各団の持ち時間は、たいてい8分程度に

 きびしく限定されています。

 

・それで僕も思案してみたのですが、折しも元号

 が平成から令和に代わったばかりだし、新元号

 の根拠となった万葉集第5巻に収録されている

 九州太宰府の長官・大伴旅人(おおとものたび

 と)の邸宅に、友人や地域の名士や役所の部下

 たちが集まって、祝宴を開き、各自が大伴邸の

 梅の花を見て詠じた和歌32首の中から、何首か

 を抜粋して、簡潔な女声合唱にまとめてみる事

 を思いつきました。また、令和の文字が含まれ

 ている漢文による序辞もそのままでは長いので

 意味を損なわない程度に4行に抑え、これにホ

 ストである旅人の和歌、当日のゲスト31名が詠

 じた31首から3首を続け、全体を7分半程度の

 合唱曲にまとめました。

 

・女声合唱曲「令和の梅の花」(出典/万葉集第5巻より)(2019)

 

・この曲の基本的なモチーフは、レミソとかレミラとか、雅楽の演奏の中で、しばしば和琴が

 かき鳴らす、大陸的な鷹揚とした響きのモチーフです。音楽全体は完全に洋楽ですが、中国の

 影響からまだ抜けきっていない奈良朝の大らかな情趣を感じていただければ、成功なのですが

 ‥‥‥すでに東大阪は「マードレ・エコー」が10月20日の初演に向かって、豊中は「女声コー

 ラス野の花」が12月? 日の初演に向かって、練習を開始、本番まで僕にはとても楽しみです。

 

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