[1535] 新しい出版楽譜 (9)

  • 2015.08.17 Monday
  • 02:36

ユーフォニアムのための幻想曲第2番

・ユーフォニアムとピアノのための
 「銀河はるか」(1994)
・"Far Beyond The Milky Way"
     for Euphonium and Piano(1994)

・今から21年も以前の旧作ですが、現在のよう
 な「何でもあり」の音楽的状況の中では、この
 作品もかえって面白く感じてもらえるかも知れ
 ず、海外からの出版要請もあったので、青花社
 譜房版としてこのたび出版しました。

・楽譜に記載された前書きの全文を(ただし英文
 版は割愛)以下に転記してみます。短文ながら
 要点は押さえています。


・[作品について]
  1990年に知り合ったユーフォニアム奏者・牛
 上隆司氏から再度の委嘱を受け、この2番目の
 幻想曲「銀河はるか」は1994年2月に完成、同
 年4月、所沢市で開催された氏の第2回リサイタルにおいて初演されました。
  1990年に書いた最初の委嘱作「うるわしきもの流れゆくなり」が投げかけた深い孤独と嘆き
 の情感とは対比的に、この第2作は無限に続くとも思える混沌の中の宇宙に、限りない夢と希
 望を託す、そのような作品です。
  曲の構成は、変則的なソナタ形式の単一楽章、本来の展開部に相当する中間部が、それまでの
 モチーフに由来する自由なエピソード楽句に置き換わっています。神秘的な短い導入部から始ま
 って、明るい確信的なエンディングに終わる一連の起伏に充ちたひとときは、宇宙に向かう私達
 の夢と希望を伝えようとしています。


・今回も旧友の松原緑さんが素敵な表紙画を提供してくださいました。オリオン座にある馬頭星雲
 (horsehead nebula)と呼ばれる暗黒星雲へ、1500光年をかけてスケッチに行ってきて下さった
 ご足労、おかげで宇宙の活力ある一瞬がみごとに捕えられています。

・頒価¥1,100円+税 (高音譜表と低音譜表によるパート譜付き)お問合せは
鷏マザーアース。 
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