[016] 5月の演奏会 (ひと・まち交流会館京都)

  • 2014.04.29 Tuesday
  • 09:24
❖民謡合唱団・篝/CD第3集発売記念コンサート
・この演奏会は終了しました
・5月6日(火、祝日)午後2時開演
 ひと・まち交流館 京都(下京区河原町
             五条下ル東側)

・合唱団 篝とも1981年以来の長いお付合いがあり、
 団の主力だった作曲家の玉村信雄氏はすでに他界
 されましたが、京都府下で受け継がれてきた民謡
 を採譜し、合唱に編曲し、公演・保存するという
 創造性に満ちた貴重な活動を、現在にまで続けて
 おられます。今回3番目のCDがリリースされる
 のを記念して、公開鼎談をまじえての演奏会が
 持たれます。
・今回の新CDに収録されている、僕の2006年の
 作品が、この演奏会でも披露されます。


・女声合唱とピアノのための
 「三つ寄せ手まり唄」(2006)

・丹波丹後地区に伝わる3種の手まり唄をつないで、演奏会用ピースに構成した作品です。わらべ
 唄などによくあるように、歌い継がれて行くうちに言葉が取り代わったりして、今では意味が
 判らないような部分もあったり、第2曲は阿波の十郎兵衛(巡礼お鶴)の物語が歌詞になったり
 していて、往時の村落文化のあり方を考える上で、とても興味深いものがあります。

・この日は幾つかの予定が立込んでいて、最後まで鑑賞する時間がなく、上記の自作が演奏された
 第1部だけを聴いて辞したのですが、いかにも市民交流の場に相応しいこじんまりしたホールで
 楽しいステージが展開されました。この「手まり唄」も時間の都合で、第2曲を省略しての「二
 つ寄せ手まり唄」でしたが、とても面白く歌って下さいました。それにしても、団員の皆さんと
 久々の再会がとても嬉しいものでした。お互いに年齢を重ねましたが、今なお、地道な取組みを
 続けておられることに感銘を新たにしました。 

[015] 5月の演奏会(宇治市木幡、ふたば堂楽器SR)

  • 2014.04.28 Monday
  • 22:38
❖フルートとマリンバによるサロンコンサート
・この演奏会は終了しました
・5月6日(火・祝日)
 宇治市木幡 ふたば楽器ショールーム
 午後2時開演 Tel: 0774-31-8484

・演奏者の戸田夫妻とも、長いお付合いです。
 戸田夫人がマリンバを演奏するときは、夫君
 の茂氏が、フルートをピアノに持ち替えて!?
  共演されます。なかなかできない凄い事です。
 今回は、1983年に書いたマリンバとピアノ
 のための3楽章のソナタを演奏して頂きます。


・マリンバとピアノのためのソナタ
 「ささの葉は」(1983)

・典型的な急−緩−急の3楽章による簡明な構成。
 ただし、すべて日本旋法をもとにした響きで
 作曲しています。


・「ささの葉は」という副題が付いていますが、これは第2楽章のゆっくりした秘めやかな
 音楽が、万葉集/柿本人麿の「ささの葉は み山もさやに さやげども 我はいもおもふ
 別れ来ぬれば」という哀切な恋人(妹、いも)との別れの歌をもとにしているためです。

・予定が重なってしまい、この演奏会に行けなかった事は残念でした。今後もお二人による
 ジョイント・リサイタルを続けて行かれるはずですから、次回はぜひ出席したいと思って
 います。

[014] 5月の演奏会(京都市衣笠 スタジオ・ビボ)

  • 2014.04.13 Sunday
  • 20:42
❖ フルートと歌によるサロンコンサート
・この演奏会は終了しました
・5月3日(土・祝日)午後1時30分開演
 京都市北区小松原北町61 スタジオ・ビボ
                        (Tel: 075-461-2080)
 
・主催は、僕が院生だった頃からの旧い楽友
 松原廣始氏夫妻です。フルート吹きだった
 彼のために、1981年に書いた3楽章の曲が
 じつに33年ぶりに再演されます。


フルートとピアノのためのソナチネ
  「失われた村へ」(1981)
           第1楽章 Allegro con grazia
           第2楽章 Andante espressivo
           第3楽章 Vivo con spirito

・国土開発のかけ声とともに、ダムの底に沈んで
 しまった、かつての平和な村落のイメージを、
 懐かしい響きで心に刻み込んだ作品でしたが、
 聞くところでは、松原氏はこの曲を、あの福島
   で公演する計画を持っておられるとか、まさに
「失われた村」への演奏旅行ですね。実現そして
                                                               成功を期待しています。

・残念ながら、この演奏会には行けませんでした。アットホームな雰囲気の中で、成功された事
 と思います。

[013] 6月の演奏会 邦楽器をともなう日本歌曲

  • 2014.04.02 Wednesday
  • 12:12
❖日本歌曲(邦楽器とともに)
・この演奏会は終了しました
・6月2日(月)午後6時30分開演
 すみだトリフォニーホール 小ホール
​ (錦糸町)

・僕の所属する(一般社団法人)波の会日本歌曲
   振興会が主催する演奏会ですが、通常のピアノ
 伴奏の形ではなく、邦楽器を伴っての歌曲の会
 です。今回はその9回目に当り、これまで発表
 してきた作品の中から、好評だったものを再演
 することになりました。
・僕は、19世紀フランス高踏派の詩を邦訳した
 「アダジオ」という2010年の作品をお聴きい
 ただきます。2面の箏の伴奏の上にソプラノが
 歌います。
 

「アダジオ」(2010)
      原詩/フランソワ・コペ
      訳詩/斎藤磯雄
                                          
・ヨーロッパ世紀末のゴシック・ロマンとも云うべき詞章をもとに、あたかも2段鍵盤を持つ
 クラヴィアの趣きで、ふたつの箏が伴奏します。ソプラノ関根恵理子さん、箏は重成礼子さん
 と木村麻耶さん、三人とも昔からの素敵な音友です。

・8名の作曲者が、過去の作品の中から選んで持ち寄った8つの作品、いずれも聴きばえのする
 個性あるステージが展開しました。僕の「アダジオ」も、非日本的な題材を箏歌にまとめた点
 が、まあ、ユニークだったのでしょうか、安定した好演に助けられて幸い好評でした。いつも
 感じているのですが、こういう企画の場合、a. 声楽を伴う邦楽器の作品を作るのか、b. 邦楽器
 を伴う声楽作品を作るのか、作曲者のスタンスによって、その作品に微妙なゆらぎが生ずるの
 ですね。僕の場合は、主催者・日本歌曲振興会のメンバーでもあり、一貫してb.の立場で作品を
 書いているのですが、いろんな色彩の作品が生まれて来るのは、とても壮観だと思いました。

[012] 既刊楽譜の紹介「風の里歌」

  • 2014.04.02 Wednesday
  • 11:25
❖ 千秋次郎作曲「風の里歌」(1995)
・前記のように、5月31日に松本市で初演
 予定のヴァイオリンと25絃箏のための
 「風の里歌」は、今ここで紹介している
 ヴァイオリンと箏のための「風の里歌」
 の楽器改訂バージョンです。こちらの曲
 は1995年の作品で、すでにマザーアー
   ス(株)から楽譜が出版されています。→
 http://www.mother-earth-publishing.com


 

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