[020] 新しい出版楽譜

  • 2014.06.18 Wednesday
  • 21:42
❖ 新しい出版楽譜「七つの遠い思い出」
・千秋次郎作曲
 ハープとフルートのための
 「七つの遠い思い出」(1988)

・前項で紹介した7月4日市ヶ谷ルーテル
 ホールでの小田垣陽子さんらの演奏会で
 再演される予定の、この二重奏組曲が、
 このたび出版楽譜となりました。今から
 もう26年も以前の、若書きといえば、た
 しかに若書きですが、それでも自分にと
 っては真実の断片をあちらこちらに含ん
 でいる、思い出の作品です。
・今回もすてきな表紙画を、友人の染織工芸
 家の松原緑さんに描いていただきました。
 図中右上に水鳥のような影が見えますが、
 第6曲「旅に出た人へ」の寓意だそうです。
 (24ページ、フルートパート譜付き、¥1,200
 +税)お問合せはマザー・アース(株)まで→
 http://www.mother-earth-publishing.com

[019] 7月の演奏会

  • 2014.06.09 Monday
  • 23:43
❖ アイリッシュ・ハープを囲むひととき(再掲示)
・この演奏会は終了しました。
・この項目は、僕がこのブログを立ち上げた
 時に、最初の学習用に選んだものでした。
   もうすっかり遠い所へ行ってしまったので、
 改めて、来月に迫ったこの演奏会をご紹介
 します。


・7月4日(金)午後7時開演
・ルーテル市ヶ谷ホール(新宿区市谷)

朗読とアイリッシュ・ハープ
(1) 「妖精にさらわれた男の子」(2002)
    W.B. イエーツ詩 山内玲子訳
(2) 「七つの童画」(1978)
    まど・みちお詩  
(3) 「つつじのおとめ」(1986)
    信州上田民話 松谷みよ子作

フルートとアイリッシュ・ハープ
(4) 「七つの遠い思い出」(1988)
    北の雲/湖上の風/夜の赤い花/木々の梢で/丘を越えて/旅に出た人に/
    そしてまた日が昇って
(4)は、七つの教会旋法による小品を組曲にしたもので、暗いロクリア旋法から始まって
しだいに明るい音の世界となり、鋭角的なリディア旋法の第7曲で終わります。教義的
ないしは歴史的な教会旋法とは無縁ですが、それぞれの旋法が持っている特有の雰囲気
を、音のスケッチにしたものです。アイリッシュ・ハープの小田垣さんとも旧いお付合
いで、(1) の作品は12年前の彼女の委嘱によるものです。


・朝から高湿度のナーバスな空模様でしたが、開演頃から小雨が降りだし夜の終演まで
 続きました。演奏者にとっても、望ましくない湿度の高い環境でしたが、それでも、
 小さな会場が大勢の方で埋まり、補助椅子が出たほどでした。共演者を変えての三つ
 のステージは、それぞれ音楽の雰囲気も変化し、楽しく最後まで皆様に聴いていただ
 けたようでした。第1部の朗読のステージは、再演の機会が少なく、僕も半ば忘れか
 けていたのですが、それぞれ個性の際立つテキストをもとに、どれも面白いものでし
 た。ことに、3曲目の信濃民話による「つつじの乙女」が、松谷みよ子さんの的確な
 言葉の表現とあいまって感銘的でした。

[018] 新しい作品の完成

  • 2014.06.09 Monday
  • 23:08

❖ 女声合唱組曲「季節に逢いに」(2014)




















・5月19日から29日まで作曲に専念していました。三つの詩篇からなる女声合唱とピアノの
   ための 
組曲「季節に逢いに」(" Going to see the season again") が完成しました。
・作詩は、僕と同じ「波の会日本歌曲振興会」の所属の原かずみさんです。やはり同会仲間
   の内藤千津子さんが指揮する二つの女声合唱団からの委嘱によるもので、この冬12月に初
 演の予定です。
(1) 街かどの春 3'12"   (2) リンドウ 4'58"   (3) 秋の町 3'05" 、通奏で約
 12分の小振りな組曲ですが、それぞれに歌い所/聴き所を作っているので、春から秋への
   季節
の推移が、面白く構成できたと思います。初演までに、自家バージョン(青花社譜房)
 による出版も予定しています。表紙画を指揮者の内藤千津子さんに描いてもらう約束です。

[017] 新譜紹介(民謡合唱団「篝」第3集)

  • 2014.06.09 Monday
  • 22:38

 ❖ 京都の民謡 第3集「くらしの薫り

・前項で紹介した5月6 日に開催 
   された「ひと・まち交流会館」
 での演奏会は、このCDの発売
 を記念しての催しでした。たゆ
 みなく活動を続けてきた民謡合
 唱団「篝」の最新の成果が、こ
 のCDに収録されています。京都
 府で採譜された民謡を何人かの
 作曲家が合唱作品にリライト
 し、総数17曲が収められてい
 ます。僕が担当したのは、次の
 2作品です。

 
 (1) 宮籠り唄(舞鶴市青井)
            (1988)
   (2) 三つ寄せ手まり唄
     (京都府下3カ所)(2006)
  
・(1)は無伴奏の混声合唱、(2)はピアノ伴奏付きの女声合唱、どちらもなかなか面白く、かつての
 村落の皆さんの心を伝えていると思っています。
・CDに関するお問合せは、合唱団「篝」の事務局まで→Tel: 075-213-2653 (桐畑)

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