[1518] 5月の演奏会 (3)

  • 2015.04.21 Tuesday
  • 22:31
❖ 中高生のための管楽器セミナー&発表会 ・この演奏会は終了しました
・5月31日(日)午後2時30分開演
・ふくふくホール(福岡市荒戸 市民福祉プラザ)

・金管楽器を習っている中学生高校生を対象にし
 た演奏セミナーが、大阪音楽大学の木村寛仁教
 授の指導のもとに前日30日から開催され、その
 終了発表会をかねて、ご指導の先生がたによる
 このようなコンサートが予定されています。


・僕が何年か前にアメリカで出版した2本のユー
 フォニアムとピアノのための小品も、今回の演
 奏曲目の中に加えられていて、作曲者として嬉
 しく思っています。


・「海に開く窓」(2000)
        The Window Opens Toward the Ocean,
        for Two Euphoniums and Piano

・今回は、この曲を2本のユーフォニアムではなく、
 トロンボーンとユーフォニアムで演奏するという
 事なので、金管楽器といっても音色も表情もそれぞれ異なる二つの楽器が、ピアノ伴奏に乗っ
 て、どのように会話を交わして進んでゆくのか、別な意味での興味がおおいに高まる事です。
 演奏のご成功を祈っています。


・6月に入って、たまたまトロンボーン奏者・立石香織さんのブログに、この演奏会が無事終了
 したので、これからラーメン・タイムに移ります、という記事があったので、嬉しくなりまし
 た。ご両人ともお疲れさま!さらにまた研鑽なさってください!木村教授にも感謝!

[1517] 出版楽譜の紹介

  • 2015.04.18 Saturday
  • 23:43
❖ 唱歌「ふるさと」の変奏を2面の箏で


・2面の箏のための「ふるさと変奏曲」(2015)

・トピック[1506]で作品の完成を伝え、[1510]で初演の事を伝えましたが、このほど
 マザーアース(株)から、この作品の楽譜が出版されました。通常の五線譜スコアの他
 に、上に例示したような箏用の縦譜(タブラチュア譜)が付いていて、洋譜に馴れて
 いない方には便利です。

・皆が知っている懐かしい旋律をもとに、2面の箏で陰影に富んだ変奏を紡いでゆきま
 す。初歩の箏の学習者にはちょうど手頃な教材になるでしょう。また、熟練の演奏家
 にとっては気分転換にふさわしい、友人との手合わせの曲として活用していただける
 と思います。

・頒価¥1,000+税‥‥ワンコインは無理でしたが、何とかトゥーコインズで押さえて
 いただきました。お問合せは
(株)マザーアースまで。
                  

 

[1516] 新しい作品の完成

  • 2015.04.07 Tuesday
  • 00:09
❖ フルートと箏の二重奏曲
トピック[1513]でお伝えしたように、この作品
 は先日3月30日に完成しました。牧原さんたちの
 グループが、ヴァレンタイン・コンサートに別れ
 を告げ、「和草/にこぐさコンサート」を今年か
 ら新たに発足されたお祝いに、フルート(高橋章
 子さん)と箏(牧原くみ子さん)による二重奏曲
 として書いたものです。


・フルートと箏のための「空いろの初夏」(2015)

・この曲の前まで、僕は若山牧水の短歌による箏歌
 
牧水海声譜」(2015)を書いていたのですが、そ
 の余波?を受けたのでしょうか、この曲も楽想の
 きっかけとなったのは、牧水の次の短歌でした。
    風わたる 見よ初夏のあを空を
         青葉がうへを やよ恋人よ
 爽やかな風の中、心ときめく人と並んで、新緑の
 季節の到来を全身で感じている、そんな想いが、
 やや破調とも云えるこの短歌には溢れています。

・これをイメージして 急-緩−急 の構成のもとで、なかば即興的にまとめました。やや放埒な気
 分も感じられる約6分少々の作品です。演奏会を6月と勘違いしていたので、本番までは残り
 1ヶ月しかなく、お二人に忙しない思いをさせますが、初演の無事成功を祈っています。 

 

[1515] 7月の演奏会 (1)

  • 2015.04.06 Monday
  • 22:53
❖ 旧作の歌曲2題を再演         ・この演奏会は終了しました
・7月2日(木) 午後6時30分開演
・浜離宮朝日ホール(大江戸線築地市場駅)

・僕の所属する波の会日本歌曲振興会の初夏〜夏
 にかけての恒例の演奏会です。これまで会で初
 演された作品の中から選曲・再演をするのが、
 この夏コンの主たる目的で、
昨年度に引き続き、
 今回も僕の発表作品の中から、次の2曲をお聴
 きいただく予定です。


・「ゆうなみ」(1991)(作詩・小川淳子)
・「言葉は鳥」(1998)(作詩・笠原三津子)

・偶然にも両者とも、僕の好きな8分の9拍子の
 長調、しかも両者とも、フォーレ「月の光」な
 どと同様に、ピアノ独奏曲かと思うばかりの前
 奏の上に、やがて歌が舞い降りてくるスタイル、
 同じ9拍子ながら、それぞれの歌詞によって異
 なる色彩感を愉しんでほしいと思います。

・「ゆうぐれ」はメゾの酒井あやのさん、「言葉は鳥」はソプラノの田嶋喜子さんが、安定した
 歌唱力で歌ってくださいます。ピアノは、ともに河原忠之氏。どんな仕上がるになるか、作曲
 者みずから、すでに今から期待しています。


・以前この会場を使ったのは、ほとんど記憶にないくらい前でしたが、じつに期待以上の良く鳴
 るホールで、演奏者の皆さんもとても「自分の声に満足」だったとの事、幸いなことに、東京
 空模様もこの日だけが美日(前後が崩れて)で、僕自身も二つの作品がいずれも見事な演奏で
 (こういうのを「面目を施す」と呼ぶのでしょう)幸福な気分で最終新幹線で帰阪しました。
 歌唱のお二人に対しては無論のことですが、絶妙なピアノ伴奏をして頂いた河原忠之氏にも
 心からの讃辞を捧げたいと思います。



 
 

[1514]5月の演奏会(2)

  • 2015.04.02 Thursday
  • 01:26

❖ 東京での初演・再演に続く関西初演    ・この演奏会は終了しました
・5月23日(土)午後6時30分開演
・尼崎ピッコロシアター小ホール
   (阪急塚口、JR宝塚線塚口駅)

・トピック[023]で作曲の完成をお伝えし,[028]
 で東京での初演をお伝えしたフルート・アンサ
 ンブルの作品が、このたび関西初演されること
 になりました。


・フルート・オーケストラのための
                           「追憶の季節」(2014)    

・演奏してくださるのは、これまでにも僕のフル
 ート作品を採り上げてくださっている水藻俊明 
 氏が率いるMIZUMOフルートアンサンブルの皆
 さんです。年に数回の定演を開催され、すでに
 今回で63 回目という、活発な活動を展開され
 ておられます。どのような響きで音楽が流れて
 ゆくのか、今から楽しみに期待しています。


・アットホームな空間の中で、木管の響きが心地よく、選曲も変化に富んでいて最後まで楽しく
 聴いていました。僕の作品も選曲の流れの中に違和感なく収まっていて、よく練習を積んでい
 ただいた事に心から感謝です。今年は無理ですが、来年あたりにでも楽譜として出版し、更に
 多くのフルートアンサンブルの皆さんに、再演の機会を作っていただこうと思っています。

[1513] 5月の演奏会(1)

  • 2015.04.02 Thursday
  • 00:54
 ❖ 定演を爽やかな季節に移行して          ・この演奏会は終了しました
・5月16日(土)昼の部 14:00 開演
         夜の部 18:30 開演
・中目黒GTプラザホール
 (日比谷線、東急東横線、中目黒駅)

・トピック[1504 ]でもお伝えしたように、これ
 までヴァレンタインデイに定演を開催していた
 牧原さんたちのグルーブ「東京インターアーツ
   目黒」ですが、今年2月の公演を最後に、今後
 は爽やかな5月の吉日に定演を開催されるとか。
 その第1回が、すでに来月に迫ってきました。
 「和草/にこぐさ・コンサート」というタイト
 ルも、まさにニコやかな季節のイメージにふさ
 わしく、今後ますます充実した活動を展開して
 ほしいと期待します。

・僕からも、お祝いのご祝儀として、季節に見合
 った新曲を、一昨日完成しました。それについ
 ては、近いうちに別項で。


・演奏会には出席できませんでしたが、時節にふさわしい曲として「空いろの初夏」好評だっ
 たそうで、いずれマザーアース社から出版したいと思っています。来年の第2回コンサートに
 は、三絃と箏の二重奏を委嘱されています。

 

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