[1552] 12月の演奏会 (4)

  • 2015.12.18 Friday
  • 00:31
❖ 東京藝大同声会の福岡支部旗揚げ公演で   ・この演奏会は終了しました
・12月18日(金)午後7時開演
・あいれふホール(福岡市舞鶴)
 [福岡市健康づくりサポートセンター内]

・27年前の1988年に作曲し、ウィーンで初演さ
 れた箏の伴奏による8分程の歌曲が、今回は福
 岡市で演奏されます。


・源氏物語/須磨の巻より
 「海辺の秋」(1988)

・ともに東京藝大出身のソプラノの大屋省子さん
 と箏の山川玉枝さん、まだ直接お目にかかって
 はいないのですが、この曲をとても気に入って
 下さって、演目に採りあげてくださいました。

・「須磨にはいとど心づくしの秋風に、海は少し
 遠けれど‥‥」に始まる巻中でもっとも美しい
 詞章をテキストにして、伝統邦楽の情感に寄り
 添いながら、清新な洋楽的表現を試みた曲です。


・当日の福岡での演奏会には行けなかったのですが、数日後にソプラノの大屋省子さんから、
 メールと当日の舞台衣装の映像があり、とても好評だった由が記されていました。彼女が現
 在勤務しておられる福岡教育大学の小学校音楽専攻の学生の皆さんの感想として、それぞれ
 皆、こういう箏と洋楽発声の歌の組合わせは始めての体験だそうで、とても新鮮に聞こえた、
 との事でした。曲の良しあしはともかく、聴き手の心に響いたお二人の好演に感謝します。

[1551] 11月の演奏会 (7)

  • 2015.12.01 Tuesday
  • 01:45
❖ 学位取得のためのフルート・リサイタル                                  ・この演奏会は終了しました
・11月21日(土)午後9時開演
・Hatchi Recital Hall
   (Eastman Schooll of Music,
               Univ. of Rochester)

・アメリカはシアトルに在住の、
 加藤なほみNaomiさんも、旧
  くからの楽友、ハーピスとです。
   彼女の息子で翔Sho君という人
 がロチェスターのイーストマン
 音楽学校でフルートを専攻して
 いて、先月21日に同校のホール
 で学位取得のためのリサイタル
 を開催されました。

・そのリサイタルのプログラムが、僕の許にも添付ファイルで届きました。開演がP.M.9:00 とは
 日本では考えられない時間帯ですが、それはさておき、それぞれ異なる楽器との組み合わせに
 よる4つのステージ、選曲にもバロックから現代作品まで、よく工夫されていて、充実した一刻
 だった事と、お祝いを伝えたくなります。

・肝心の事を書くのが遅れましたが、第3のステージで演奏されたのは、僕がずっと以前になほみ
 さんに送っていた、1985年に作曲した二重奏曲でした。


・フルートハープのための 「残花余情」(1985)
   Zanka-yojo ( Late April in Blooming Still ) for flute and harp (1985)

・「花がまだ咲き残っている晩春」という英語タイトルをつけていますが、この作品では日本旋法
 をベースにして、伝統的な日本情趣をソナタ形式のなかで展開させた単楽章の音楽です。ハープ
 は母の加藤なほみさん、つまり母子共演のステージとなり、とても好評だったとの事です。翔氏
 は、これを今は亡き祖父への追悼として選曲された由‥‥将来web上で演奏の映像が公開される
 日を、僕も心から期待しています。しかし、それよりも、リサイタル本来の目的だった学位取得
 の吉報が翔氏のもとへ届く事を、何よりも祈っています。なほみサマ、お疲れさまでした!

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< December 2015 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM