[1636] 新しい出版楽譜 (12)
- 2016.10.19 Wednesday
- 01:01
❖ 家庭の絆、地域の絆を、楽しい女声合唱で
・前トピックでお伝えした、豊中市立文化芸術
センター完成の祝賀演奏会のために、作曲し
た委嘱作品が、出版されました。
・女声合唱組曲「かさなりおおて」
(作詩・島田陽子)(2016)
・楽しい表紙画を描いてくれたのは、旧くからの
友人、木版画の作品で活躍している西村和彦氏
です。中の解説ページに収められたカットも、
素敵です。組曲のかたちで、次の3曲から構成
されています。
・第1曲/おしょうがつ
・第2曲/トマト
・第3曲/きつねが出る
・1999年に出版された島田陽子さんの詩集「かさ
なりあって」の中から、大阪弁で書かれた上の3
曲を、正月/夏/秋 の順に並べて組曲にしました。
タイトルも大阪弁「かさなりおおて」と言い換えて、この組曲のタイトルにしました。
・最初の曲は、お正月の風景、いまどきの家族の絆が、小学3年の女の子の目から見たものとして
歌われます。第2曲は、その女の子が野菜と果物の共通点や異なる点を調べる事によって、トマ
トは果物だ!という結論を出すお話。そして終曲は、町内会での秋祭りマラソン大会のシーン。
日が暮れたお宮さんの前を通るコース、狐が出るとかといううわさで、彼女も最初は怖がるので
すが、さあどうなる事か。島田さんは、これを落語小咄として落トスのではなく、地域のみんな
の絆のエピソードとして、楽しく暖かく詩にしています。
・楽譜のお問合せは、パナムジカ(☎075-952-8762)まで。頒価は¥1,200+税 です。