[1639] 12月の演奏会 (3)
- 2016.11.23 Wednesday
- 16:57
❖ これまでの委嘱作品を一堂にそろえて ・この演奏会は終了しました
(・記事を途中まで書きかけていたのですが、他
の割り込み仕事のために、なかなかアップが
できず、とうとう事後報告になりました。)
・12月4日(日)午後2時開演
・ロームシアター京都(サウスホール)
(左京区岡崎公園)
・京都市を中心に白石孝子さんによって1980年
に結成された <あうろすフルートあんさんぶ
る>は、全国各地に生まれているフルート合奏
団の草分け的な存在で、1990年にヨーロッパ・
ウィーン市ではじめて、佐渡裕氏の指揮による
フルート・アンサンブルの公演を行ない、かの
地に衝撃的な感銘を与えたのが、この合奏団で
した。
・結成以来の公演数がとうとう110回に達し、本拠
地・京都での公演となりました。今回はこれまで
この合奏団が委嘱してきた5つの作品を一堂に集
めての、よそでは真似のできない盛大な演奏会が行なわれました。僕の作品も採り上げられ‥‥
・フルート・オーケストラのための「風の忘れもの」(1994)
・トピック[1637]でも紹介したこの作品は、じつは今から22年前この<あうろすフルートあんさ
んぶる>からの委嘱で書いた曲だったのです。そしてそのお陰で、2006年、僕は第20回京都
芸術祭音楽部門京都知事賞をいただくことができました。
・いつもは指揮者なしでの演奏ですが、今回は特別に粟辻総氏を指揮者に迎え、爽快で誠実な演奏
をして頂くことができました。「モーツァルト写し」ながら、それでも全体が「千秋ブシ」で縁
どりされているこの「風の忘れもの」‥‥僕にとっては年末を飾る素敵な思い出となりました。
指揮者はじめ演奏の皆様に、心からの敬意です!