[1640] 12月の演奏会 (2)/新チラシ
- 2016.12.08 Thursday
- 23:22
35❖ 別のチラシによる再度のご案内 ・この演奏会は終了しました
・12月16日(金)午後1時開演
・豊中市立文化芸術センター大ホール
豊中市曽根東町(阪急曽根駅前)
・ここでの紹介記事はトピック[1635]での内容
と同じですが、この日の演奏会だけに特定した
チラシが出来上がってきたので、再度ご案内し
ます。
・この日は豊中市合唱協会が主催する、大ほホー
ルを借りきっての、いわばお祭りの日で、第1
部は協会所属の合唱団それぞれのステージ、そ
して場内入れ替えのあとの第2部は、清原浩斗
氏の指揮による第9の終楽章「歓喜の歌」、入
場無料です。
・[1635]で紹介したように、この第1部のトリが、
委嘱作品「かさなりおおて」を協会所属合唱団の
有志による女声合唱で歌う(これも清原浩斗氏の
指揮)ステージで、今回が初演です。
・先日はじめて練習に立合わせていただきましたが、80名以上の皆さんが歌って下さっていて、
やはりパワーがありました。島田陽子さんの大阪弁の歌詞と相俟って、お祖母ちゃんのセリフ
もあり、最後の曲ではちょっとした仕掛けもあって、きっと楽しい舞台になると思います。
・なお[1635]では書きもらしましたが、第1部のアラカルト舞台の中ほどで、「グリーン・コ
ーラス」という女声合唱団の出番があります。この合唱団とも、僕はもう35年以上のお付き合
いで、今回は2年前に書いた僕の合唱組曲(全3曲)に挑戦されます;
・女声合唱組曲「季節に逢いに」 (作詩・原かずみ)(2014)
・この作品に関しては、旧トピック[034]や[035]をご覧ください。この合唱団の練習にも先日
立ち会わせていただきましたが、その時点ではまだ未消化の部分もあり、指揮者の藤川氏も
苦心なさっておられる様子でした。来年グリーン・コーラスは創立ウン周年目を迎え、予定
されている記念コンサートでも、この「季節に逢いに」が再演されるとか、団にとっては最
重要イベントの記念コンサートに至る一里塚として、来たる16日の大ホールでの演奏を、ぜ
ひ有効に「はずみ」として活用してほしく願っています。
・やや気温は低めながら好天に恵まれた演奏会日和でした。初めて入場した大ホールは、報道
で知っていたように木材がふんだんに使われている重厚な建造で、響きの点では申し分ない
まさに「わが町の誇り」となる素敵なものでした。豊中市合唱協会所属の22の合唱団体が、
それぞれのプログラムを披露するなか、上記グリーン・コーラスの皆さんの出番は17番目、
1ヶ月前に練習に立合ったおりには気になっていた個所もスッキリと仕上がっていて、良く
響くホールにも助けられて、とても印象的な出来映えでした。改めて指揮者の藤川晃史氏と
ピアニストの澤田智香さんの誠実な解釈に敬意を表します。‥‥‥そしてラストの22番目の
ステージが総勢約80名からなる合唱協会女声合唱団(全団体からの女声参加者)による委嘱
作品「かさなりおおて」の初演舞台。さすがに指揮者の清原浩斗氏の巧みなタクトのもとに、
全3曲約9分の組曲が、じつに楽しく生き生きと、大阪弁の歌詞で演奏されました。やはり
大成功でした。昨年11月に作品委嘱のお話を頂き、全3曲の組曲を完成したのが今年の4月、
演奏参加者の募集と練習開始が6月、楽譜出版が10月‥‥このような道のりを経過した上で
の、今日の初演でした。多少とも今回の祝賀行事のお役に立ったのであれば、ほんとに幸い
な事です。協会会長の阪本吉次郎先生、これまで大変お世話になり、また本番のステージで
は、舞台袖から突如現れて「皆サーン、あったかいキツネができてますよー」とランナーに
告げる、マラソン大会主催側のオッチャン役まで引き受けていただき、ほんとにお疲れさま!
島田陽子さんの詩が伝えようとしたコミュニティの輪(きずな)の大切さが、これからも
我々の街・豊中で広がって行く事を期待したいですね。