[1836] 11月の演奏会(5)追加

  • 2018.11.19 Monday
  • 11:43

 マンドリンと歌との心なごむ協演     ・この演奏会は終了しました・事後報告です

・11月18日(日)午後1時開演

・宝塚ホテル・ウィーン風ビアケラー

              (阪急宝塚南口)

 

・マンドリニスト粂井謙三氏とソプラノ松村雅子

 さんが、ご夫婦で毎年2回このホテルで開催さ

 れている門下生の演奏会「フレッシュ・コンサ

 ート」、僕の旧楽友の中江紗智子さんが、長い

 首都圏での生活からこちらに戻られたのを機に、

 松村先生に師事される事になったのですが、そ

 んな経緯があって、今回の第38回演奏会に僕の

 作品を採上げてくださいました。

 

・二重唱「月に寄せる子守り歌」(詩・貞松瑩子)

                                                         (2004)

 

・頂いたチラシでは詳しい事が判らず、たぶん中江

 さんと別の門下生の人とで歌われる(ピアノ伴奏

 で)のだろうと思って、ともかく会場へ伺ったの

 ですが、1926年創立の、歴史的にも風格のある

 宝塚ホテルでの、午後からビアレストランを借りきっての演奏会、会場にピアノはなく、歌曲

 のステージもすべて、マンドリンとギターやマンドチェロなどによる室内楽的な伴奏でしたが、

 これが想像以上に佳い響きで、全体を包み込むギターの低音が、こんなにも雄弁だとは思い

 がけない体験でした。

 

 午後1時に開演、全31ステージが終演したのは午後6時近くでしたが、門下生の発表会とは

 いえ、アットホームで、しかも指導の行き届いた立派な内容でした。ところで、上記の僕の

 二重唱、今年の4月にも京都で再演しているのですが、今回はなんと、松村先生が指導されて

 されている女声合唱団・エンゲルコアの皆さん(中江さんも中の一人です)の二部合唱に、ア

 ンサンブル・スマイルというマンドリン合奏の皆さんが加わって、とてもユニークで、しかも

 古典的な均整のとれた響きによる秀演、ゆったり目のテンポでしたが、ピアノに頼りがちな

 千秋次郎の世界がこういう楽器編成でも充分に表出できるるのだ、と知って驚きました。編曲

 してくださった方の抜群のセンスに敬意を表します。僕もずっと以前に、マンドリン・アンサ

 ンブル曲を試みた事があり、このご縁を機会に何かトライしてみたくなりました。感謝です!
 

[1835] 12月の演奏会(2)

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 02:04

❖ 協会設立60周年を記念しての合唱祭   ・この演奏会は終了しました

・12月9日(日)午前11時開演

・豊中市立文化芸術センター大ホール

             豊中曽根東(阪急曽根)

 

・2016年にさまざまな経緯で豊中市合唱協会の

 皆様と親交が生じ、すでにお伝えした合唱組曲

 「かさなりおおて」(作詩・島田陽子)(2016)を

 委嘱作曲初演出版再演という運びになっ

   たのですが、今年になって、指揮者で協会会長

 の阪本吉次郎氏からご相談を受け、今年の設立

 60周年記念に際して、なにか団員が歌いやすい

 新作の小品がほしいというお話があり、詩友の

 池田もと子さんとも諮って、今年7月に新曲

 提供させて頂きました。

 

・女声合唱曲「野の花がすき」(2018)

                       (作詩・池田もと子)

 

・ようやく今年の豊中市合唱祭におけるイベント

 

 として、会長・坂本氏の指揮のもと、50名余の豊中市合唱協会女声合唱団の皆さんによって、

 初演される運びです。詩人の池田さんと共に、生まれ出る新しい歌を期待しています。

 

・寒い日でしたが幸い天候には恵まれ、所どころ冬雲が浮かぶ晴天となりました。57団体もの

 合唱団が所属する豊中市合唱協会、今年は創立60周年の記念すべき節目の年でもあり、大ホ

 ールがお客様で埋まる盛会となりました。

 

・合唱演奏の途中でしたが、14:30 から創立60周年の記念セレモニーがあり、阪本会長ご挨拶

 に続いて、来賓として臨席くださった長内豊中市長と岩元教育長からのご祝辞を頂きました。

 また思いもかけぬ事でしたが、今回の委嘱合唱曲に関連して、作詞の池田もと子さんと作曲の

 僕までもが壇上で表彰を受け、たいへん晴れがましい事でした。そのあと、「野の花がすき」

 の記念演奏が行われ、協会所属のメンバーからなる60名もの女声コーラスの皆様が、阪本会長

 の指揮、松下仁美さんのピアノで、言葉がよく通る見事な初演を行って下さいました。作詞者

 ともども、とても名誉な一日となりました。

[1834] 12月の演奏会(1)

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 01:14

❖ 恒例の邦楽作品展、今年は40回記念公演 ・この演奏会は終了しました

・12月1日(土)午後1時30分開演

・大阪キタ 朝日生命ホール(北区高麗橋)

 

・この10年間というもの、会場提供側のご好意

 もあって、例外なく同じ会場で、12月第1土曜

 の午後に開催を続けてきた本公演も、今年は節

 目の40回目の舞台。僕が入会したのは2007年

   でしたが、それから数えても既に11年が経過し

 ています。お陰で、邦楽に関する貴重な知見を

 実際の音楽を通して身につける事ができ、自分

 の曲作りにも役立っています。

 

・昨年の公演では、箏の弾き語りの作品を聴いて

 いただき、梶寿美子さんによるこの演奏は後日

 NHK大阪fmでも採り上げて放送して頂きました

 が、今年の演目は、すでに奈良での初演・再演

 が終わっている次の作品を、室内楽バージョン

 のサウンドで聴いて頂くことにしました。

 

・邦楽合奏のための「万葉やまと春から春へ」(2016)

 

・11月23日にも公演が予定されている「吉岡綋子&箏あんさんぶる・いぶき」の皆さんに尺八

 の客演が加わり、総勢17名の小編成ながら少数気鋭のメンバー、歌も大合唱ではなく、マイク

 を通しての独唱という試みで、新バージョンでの初演です。素朴で大らかな奈良万葉の情景が

 今回の40回記念に華を添えるよう期待しています。

 

・このところ晴天が続いていて、当日も初冬らしい寒さと暖かさが混じった午後となりました。

 ありがたい事に、この我々の邦楽作品コンサートは、年を追うごとに聴衆の皆様が多くなり、

 また会場でのマナーも良くなり、出品者にとって得るところの多い、また次の年もここでやり

 たい思うような(最初の頃は、会場の響きの粗末さが足を引っ張ったのでしたが)親しみが、

 年を追うごとに高まっています(僕だけの感想かも知れませんが)。さて、3度目の演奏と

 なる「万葉やまと」でしたが、上記のようにわずか17名による小規模の演奏形態でも、それ

 なりの音楽のエネルギーが発揮され、歌もマイクで音を拾っての独唱でしたが、邦楽本来の

 発声法による声が、合奏の響きと自然に溶け合い、言葉がよく判り、とても良い雰囲気でした。

 祝祭的なムードで最後を歌い収め、トリの野村祐子さんのメドレー「ふるさとの風」にバトン

 タッチできたのも、聴衆の皆さんには好印象を持っていただけた事と思っています。

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