[1921] 11月の演奏会(1)

  • 2019.08.26 Monday
  • 12:51

❖ 恒例の新作歌曲の初演会

・11月1日(金)午後6時開演

・紀尾井ホール(東京四ツ谷)

 

・新しい社団組織に生まれ変わって3年目、日本

 歌曲振興波の会の第3回定期演奏会が、今年も

 新作12曲を携えて、優雅な紀尾井ホールの舞台

 で、開催される運びです。

 

・3年前まで、一般社団法人だった頃の副会長を

 務めていた僕でしたが、危難の転換期を何とか

 乗りきり、新組織に移行してゆくここ数年を、

 名誉会員の立場ながら、会員数の減少した状況

 をサポートする意味で、作曲会員に混じって、

 新作の提供を続けてきました。

 

・嬉しい事に、その後皆さんの努力によって会員の

 数も次第に増加、経営的にも安定した状態に到達

 した現状で、ようやく自分の責任も、これで果た

 せたか、と安堵しています。新作を提供する事も、

 新しく入会された作曲会員の皆さんに席を譲るべく、

 今回を最後にしようと考えています。自分には関西波の会での活動の場が残っているので、

 そちらの方で頑張るつもりです。

 

・さて、今回の僕の新曲ですが、トピック[1908]で紹介したように、木村 雄氏の詩による愛品:

          「日暮れ野原」(詩・木村 雄)(2019)  です。

 

・腕白な少年の思い出ソング、とでも呼べるでしょうか。過ぎた日の輝き、何かを失っている今の

 自分‥‥‥ほろ苦さを内に秘めた、どこまでも元気な歌です。歌唱をテノールの川久保博史氏、

 ピアノを藤波結花さんの、僕にとっては初対面ですが、素晴らしい二人が初演して下さいます。

[1920] 9月の演奏会(2)

  • 2019.08.26 Monday
  • 09:24

❖ 名古屋波の会 充実の定期演奏会    ・この演奏会は終了しました

・9月29日(日)午後2時開演

・電気文化会館  コンサートホール

            (名古屋市伏見広小路)

 

・我々の関西波の会にとっては姉妹社団とも呼

 べる名古屋波の会の定期演奏会が、また今年

 も陣容を揃えて開催されます。広く知られた

 日本歌曲の名作から、ミニオペレッタ、新作、

 邦楽器が伴奏する曲など、多種多様な選曲で

 聴衆の皆様を愉しませる事と思います。

 

・今回は久びさ4年ぶりに、僕の作品も採り上

 げられ、プログラムに加わりました。会長の

 伊藤晶子さんが、邦楽器の伴奏による次の曲

 を再演してくださいます:

 

・筝歌「かきつばた望郷」(2007)

           (伊勢物語第9段より)

 

・今から12年前に、伊藤さんのために作曲した

 尺八と筝の伴奏による歌曲で、名古屋から程近い八ツ橋という在所で「むかし男ありけり」

 の主人公が、ふるさとの京に残した妻を偲んで歌う和歌にまつわる望郷のエピソード、幾度

 となく再演されている作品ですが、初演から12年目の、伊藤さんの円熟した歌唱に、今年も

 大きな期待を寄せています。当日僕も会場に伺うつもりでいます。

 

・名古屋の地下鉄は、ことに名古屋、伏見、栄などプラットホームがあまりに狭く、天井が低く、

 いつも混雑していて蒸し暑く、ついつい大阪メトロと比較してしまいますが、何十年前と変わ

 らぬ風情が、昔のナンバ駅を思い出し、懐かしくもあります。‥‥‥演奏会はとてもレベルが

 高く、名古屋の皆さんの意気込みを実感しました。トリで歌ってくださった伊藤晶子会長によ

 る「かきつばた望郷」も、箏と尺八の伴奏と自然に溶け合い、ご自分の世界になっていました。

 90歳に近いお歳とは思えない確実な歌声に、実のところ感銘しました。

 

 

 

 

 

 

[1919] 9月の演奏会(1)

  • 2019.08.26 Monday
  • 00:08

❖ 先覚者・三木清の生れ故郷での献奏        ・この演奏会は終了しました

・9月29日(日) 午後2時開演

・赤とんぼ文化ホール(中ホール)

     たつの市総合文化会館(龍野町富永)

 

・昨年は55周年記念として、自らが主催する「ぐ

 るーぷ・いぶき」の会を、奈良公園の能楽堂で

 開催された楽友の吉岡綋子さんが、今年は兵庫県

 龍野市で、同地出身の哲学者・三木清(1897〜

 1945)の生涯を偲び、トリビュート・コンサート」

 を仲間とともに開催されます。戦時中、反戦思想

 の嫌疑で検挙され、終戦直後に獄死した無念の死

 が彼女の心を揺さぶり、積年の念願が、この生誕

 の地での無料コンサートとして結実しようとして

 います。僕自身も遥か往時の学生時代に、三木清

 の「哲学ノート」という文庫本を読んだ記憶があ

 るのですが、論理的な言い回しが、当時の自分に

 は初めての体験で目を回した事だけ覚えています。

 しかし、彼の伝記をあらまし知ると、もう少し早

 く手が打てなかったかな、とほんとに無念です。

 吉岡さんも僕以上に、同じ気持ちでしょう。

 

・今回も僕の作品が1曲、吉岡さんの独奏によって演奏されます:

                     ・17絃筝のための「内なる異郷へ」(1987)

 この曲は、昨年の奈良能楽堂での公演の際にも再演されたのですが、その時は門下生による

 抜粋のかたちでの演奏でした。今回は吉岡さん自身による全曲演奏、10分余りの演奏です。

 

・この曲を書いていた頃は、僕も気持ちばかりが早って、未だ自分のものが見つけられていない

 状況でしたから、この作品もいろいろと不備で破綻の多い曲、決して耳あたりが快い曲では

 ないのですが、三木清氏に捧げる供物としては、情感の赴く先が似ているかも知れません。

 僕は当日、名古屋で別の演奏会があって、自分の作品が演奏されるため、龍野へは行けず、

 吉岡さんには申し訳ないのですが、どうか会心のご成功を収められますよう祈っています。

[1918] 新しい作品の完成 (34)  女声合唱曲「令和の梅の花」

  • 2019.08.25 Sunday
  • 21:50

❖ 元号・令和の出典、万葉集をもとに

・今年の7月頃、以前から僕の合唱曲を歌ってく

 ださっている2つの女声合唱団から、この秋の

 それぞれの地域の合唱祭で歌う参加曲について

 相談されました。多くの団体が参加する合唱祭

 なので、各団の持ち時間は、たいてい8分程度に

 きびしく限定されています。

 

・それで僕も思案してみたのですが、折しも元号

 が平成から令和に代わったばかりだし、新元号

 の根拠となった万葉集第5巻に収録されている

 九州太宰府の長官・大伴旅人(おおとものたび

 と)の邸宅に、友人や地域の名士や役所の部下

 たちが集まって、祝宴を開き、各自が大伴邸の

 梅の花を見て詠じた和歌32首の中から、何首か

 を抜粋して、簡潔な女声合唱にまとめてみる事

 を思いつきました。また、令和の文字が含まれ

 ている漢文による序辞もそのままでは長いので

 意味を損なわない程度に4行に抑え、これにホ

 ストである旅人の和歌、当日のゲスト31名が詠

 じた31首から3首を続け、全体を7分半程度の

 合唱曲にまとめました。

 

・女声合唱曲「令和の梅の花」(出典/万葉集第5巻より)(2019)

 

・この曲の基本的なモチーフは、レミソとかレミラとか、雅楽の演奏の中で、しばしば和琴が

 かき鳴らす、大陸的な鷹揚とした響きのモチーフです。音楽全体は完全に洋楽ですが、中国の

 影響からまだ抜けきっていない奈良朝の大らかな情趣を感じていただければ、成功なのですが

 ‥‥‥すでに東大阪は「マードレ・エコー」が10月20日の初演に向かって、豊中は「女声コー

 ラス野の花」が12月? 日の初演に向かって、練習を開始、本番まで僕にはとても楽しみです。

 

[1917] 7月の演奏会(2)

  • 2019.08.25 Sunday
  • 18:34

❖ 「小さきものへ」と題された歌曲独唱会  ・この演奏会は終了しました・事後報告です

・7月19日(金)午後7時開演

・すみだトリフォニーホール(小)墨田区錦糸町

 

・6月頃でしたか、たまたまweb上で、このよう

 な日本歌曲の演奏会の記事に遭遇し、自分の曲

 が数曲採上げられて歌われることを知りました。

 歌い手のかたには心当たりがなかったのですが、

 ピアノを受け持たれる柳井和泉さんとは、もう

 19年も以前の2000年頃に、僕のピアノ作品を

 東京で演奏してもらったことがあり、そのご縁

 から?と勝手に推測し、嬉しく思いました。森

 宮さんからのご連絡などはなかったのですが、

 たまたま当日は予定が空いていたので、そっと

 聴かせていただこうと当日券で入場し、終演後

 そっとお暇した訳ですが、当日のプログラムに

 出演者のプロフィールなどの記載が無く、詳し

 いご紹介はできないのですが、当日演奏してく

 ださった僕の作品は、次の4曲、いずれも全音

 楽譜出版社版の「千秋次郎歌曲集1」に所収の

 ものです:

(1)「さがしている」(詩・宮中雲子)(2015)     (2)「十七才」(詩・佐久間郁子)(1994)

(3)「秋風の妖精」(詩・貞松瑩子)(1995)     (4)「風の花びら」(詩・村田寿子)(2015)

 

・プログラムに記載された情報では、今回が森宮さんの、この種の2回目のリサイタルという

 事で、会場はやや人少なでしたが、その分ゆったりと演奏を愉しむ事ができました。僕の

 4曲の作品をどのように解釈されて聴かせてくださるか、期待と不安が半ばしていましたが

 いずれも真摯に取り組んでくださって、素直に聴く事ができました。ただ、いつも課題にな

 るのですが、日本語の発声法をさらに研鑽され、やはり歌詞カードなしでも詩の言葉が伝わ

 ってくる基本的な一線を、今後さらに大切になさると良いのではないかと、率直に思いまし

 た。今回はお目にかからず去りましたが、次回は是非コンタクトを!と心から願っています。

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