[1820] 既刊楽譜の紹介「四季の花そして花言葉」

  • 2018.09.15 Saturday
  • 15:40

❖ 季節と花言葉のイメージで小曲を4つ

・新刊ではなく、すでにマザーアース社から出

 版されている市販の楽譜です。マリンバのパ

 ート譜が付いていないので、ご了解ください。

 

・日本の四季に添うかたちで、4つの楽章から

 構成されていて、全体としては、緩〜急〜緩

 〜急 という、バロック期の教会ソナタに似た

 組み合わせになっています。

 

・1‥春/桜草サクラソウ‥‥‥青春の始まり

・2‥夏/向日葵ヒマワリ‥‥‥光輝

・3‥秋/紫苑シオン‥‥‥‥‥追憶

・4‥冬/ポインセチア‥‥‥‥祝福

 

・各行の最後に記された言葉が、それぞれの花が

 持つ花言葉です。これにそれぞれの季節感を添

 えて、簡潔で叙情的な小曲(3分程の)を書き

 ました。4の曲については、トピック[1803]

 も解説しています。

 

上記のように、この作品の楽譜はマザーアース社から出版されています。お問い合わせ等は→

 電話:03-3455-6881まで(頒価:¥1,520 + 税)

[1819] 10月の演奏会(1)

  • 2018.09.10 Monday
  • 14:56

❖ 花言葉に寄せる1989年の愛奏小組曲   ・この演奏会は終了しました 

・10月7日(日) 午後1時30分

・紀尾井町サロンホール(メトロ麹町駅)

 

・昨秋11月に開催された「第2回東京タワー・

 文化フェスティバル」には、僕も新作を提供

 させて頂きましたが、その折に僕のマリンバ

 作品を演奏してくださった高橋治子さんが、

 今回「マリンバで奏でる世界の名曲」という

 タイトル、石田和男氏のピアノで、リサイタル

 を開催されます。

 

・ゆったりとした午後のひと時にふさわしい愛奏

 の曲を選んでおられるのですが、思いがけず、

 前回のフェスティバル絵で演奏していただいた

 僕の作品も、今回のプログラムに加えて下さっ

 て、しかも今回は組曲の全4曲を演奏されると

 の事、「世界の名曲」とは荷が重すぎますが、

 名曲に挟まれた息抜きの小品として、皆様に

 愉しんでいただければ、幸いだと思っています。

 

・マリンバとピアノのための組曲「四季の花そして花言葉」(1989)‥‥‥29年以前の拙い組曲

 ながら、全体で約12分に収まる聴きやすい作品です。すでに楽譜も出版されているので、次の

 [1820]において、内容を紹介させてください。ともあれ、お二人のご成功を祈っています。

 

・演奏会には伺えませんでしたが、その一週間前のリハーサルに立会わせて頂きました。4つの

 楽章それぞれの個性を、お二人とも能く把握されていて、作曲者としては何も言うことのない仕

 上がりでした。当日も盛会だった由、おめでとうございました!高橋さんには今後も、僕のマリ

 ンバ作品の楽譜を提供し、演奏会で採り上げていただこうと思っています。
 

[1818] 新しい作品の完成(30)

  • 2018.08.03 Friday
  • 15:20

❖ 創立60周年記念のための委嘱作品

・トピック[1815] でも紹介した豊中市合唱協会

 は今年で創立60周年を迎えます。毎年恒例の

 12月に、今年は記念式典を持たれる予定です

 が、その演奏会において記念のための新曲を、

 会員有志によって演奏披露される案が出され、

 作曲の打診がありました。とても光栄なこと

 なので、旧知の詩人・池田もと子さんに相談

 したところ、さっそく「野の花がすき」とい

 う素敵な詩稿を送ってこられました。

 

・野の花がすき

 まだ北風の吹く早春に

 春を告げてくれる

 はこべの花

 澄んだ青い瞳で咲く

 いぬふぐりの花

 

・これが第1節で、同じ形の節が2節続きます。

 簡潔で素直な情感に溢れた詩篇なので、すっ

 かり気に入ってしまい、これをテキストとして

 女声2部合唱の作品を制作し、提供させて頂くことにしました。

 

・素朴な詩篇に作曲するとき留意すべきは、決して曲が安易なものに堕してはならない、と

 いう事です。そのために、すくなくとも1番と2番は、語彙のアクセントに極力従いながら

 同じ旋律の中に言葉を自然に収め、A-A-B のような構成(バール形式)で、この短曲をまと

 める事でした。気に入った詩なので、直ぐにでも完成できると思っていたのですが、その後

 大阪北部での強い地震や、連日の猛暑による体調不良が長引き、着手してから12日後の7月

 25日に、ようやく4分弱の二部合唱曲を完成しました。苦労しましたが、まずまず小品とし

 ては「壺中天」とでも呼ぶべきか、まとまった世界が表現できたと思っています。 

 

・ようやく「現物」ができたので、これから会員の参加者を募って練習に入ってくださるとの事。

 今年の12月9日(日)に予定されている演奏会に、果たしてどのように初演して頂けるのか、

 今後の進捗を期待しているところです。

[1817] 7月の演奏会(2)

  • 2018.07.02 Monday
  • 09:37

❖ 東北支援のためのチャリティ音楽祭    ・この演奏会は終了しました

・7月29日(日)午後1時45分開演予定

・豊中市立文芸センター・アクアホール

               (阪急曽根)

 

・震災復興支援のために企画された2回目の講

 演会と音楽会が、来る28日と29日の両日に

 開催されます。1日目は「いのちの授業」と

 題して、女川町からの語り部・田村孝行氏が 

 講演され、2日目は東北被災地と豊中市の音

 楽家達による競演のコンサートが催されます。

 

トピック[1815]で紹介した女声合唱団・とよ

 なか四季の会の皆さんも、このイベントに参

 加される予定で、今回も

 

・女声合唱組曲「季節の旅びと」(2017)

                                (詩・池田もと子)

 

・嬉しいことに、今回は各ステージの持ち時間が

 長いので、(1)春の公園から(5)花の旅 に終わる

 組曲の全5曲が披露され、ようやく実質的な作品初演が、完成後1年2ヶ月を経て実現する

 ことになります。指揮者は、この復興音楽祭の実行委員会の代表でもある阪本吉次郎氏です。

   有意義な企画のなかで、僕の作品がお役に立つことを期待し、初演の成功を祈っています。

 

・この前夜から早朝にかけて、豊中にも台風の暴風雨が荒れ狂い、午前3時頃まで起きていた

 僕は、演奏会が中止になるかも知れないな、と半ば覚悟していたのですが、一夜が明けると

 戸外には薄陽も射し、台風一過の姿に変わったのは、何よりも僥倖なことでした。開場時刻

 の午後1時半には満席となって、女川町ゆかりの演奏者の皆さんも加わっての記念コンサート

 が予定通り開催されて良かったです。阪本氏の行き届いた指揮による今回の合唱組曲も、発

 声される言葉がよく把握できて(声量が大きいだけで、何を言ってるのか聴く方には言葉が

 判らないそんな演奏も、時々あるのですが)素晴らしい全曲初演を迎えることができました。

 16時すぎに全プログラムが終了、外へ出たところ、まだ陽射しも強く猛暑ながら、台風なごり

 の風が思いのほか爽やか、感謝・充実した思いで帰途につきました。

[1816] 新しい作品の完成 (29)

  • 2018.06.21 Thursday
  • 17:59

❖ 海外での初演と出版が確定した三重奏曲

・この三重奏を完成したのは今年の1月10日、

 つまり昨年の暮れから新年にかけて、ずっと

 僕は制作に明け暮れていました。ひとまず完

 了してから、作曲を打診してきていた(委嘱

 者と呼んでも良いかも)ユーフォニアム奏者・

 アダム・フライ氏と連絡を取り、ダメ出しが

 あるかどうかチェックしてもらい、彼の演奏

 日程がタイトで、チェックに日時を要しまし

 たが、最終的に、向後のリサイタルで彼が仲

 間とともに初演、同時に彼の出版ブランド

 Euphonium. com Publications からの出版

 が決定しました。ご案内が今日まで遅れたの

 は、そのためでした。

 

・アルトサックス、ユーフォニアム、ピアノの

 ための 「琥珀色の間奏曲」(2018)

   " Amber Interlude " for alto saxophone,

     euphonium and piano (2018)

 

・コハクイロなどと日本語で呼ぶよりも、英語

 のままアンバー・インターリュードと呼ぶ方が簡単で、楽譜のタイトルも英文がメインです。

 演奏時間約6分半の親しみやすい小品ですが、上掲のサンプル譜を見ても気づかれるように、

 この作品、実のところは、2000年に作曲したサクソフォーン四重奏曲「風のアーケード」

 を、2014年になってフルート合奏のための「追憶の季節」**にリメイクし、それを更に

 今回、alt-Sax, Euph, Pf のためのトリオにリ・リメイク?したもので、ピアノが加わること

 によって、響きの作り方の発想を今回は大幅に更新しなければならず、とても苦労したのです

 が、その一方で、自分にとっては親しい楽器・ピアノが加わることで、伸び伸びと音楽をリ

 ライトすることができました。古代の樹脂が化石化した琥珀アンバーには、時おり、中に昆虫

 などが閉じ込められて化石になっています。過ぎ去った遠い記憶を、ふと懐かしく我々に想い

 出させてくれる、この間奏曲‥‥‥まさに追憶の一刻ひとときと呼ぶことができるでしょう。

 この秋には楽譜が刊行される予定なので、その折に改めてまた、ご案内させてください。

 

  *「風のアーケード」(2000)は、トピック[1728] で紹介している、大阪芸大時代の教え子の

  辻本剛志氏らトゥジュール・サクソフォーン・カルテットの諸氏によって同年3月初演。

**「追憶の季節」(2014)は、8月に完成東京初演関西初演東京再演名古屋初演など。

[1815] 7月の演奏会(1)

  • 2018.06.21 Thursday
  • 02:30

❖ 夏の豊中市民合唱祭 2018       ・この演奏会は終了しました

・7月14日(土)午後1時30分開演

・豊中市立アクア文化ホール(阪急曽根)

 

・豊中市合唱協会主催による第61回市民合唱祭

 が、今年も多数の、協会所属の合唱サークル

 の皆さんによって賑やかに開催されます。出

 演グループ数が多いので、各団の持ち時間は

 かなり短いのですが、10番目に出演予定の、

 「とよなか四季の会」の皆さんが、僕の作品

 を歌ってくださいます。

 

・女声合唱組曲「季節の旅びと」(2017) より

     2. 雨つぶの輪 4. きんかん 5. 花の旅

            (詩/池田もと子)

 

・5曲からなる組曲の中の3曲です。第5曲は

 すでに昨年10月に、別の合唱団によって演奏

 されていますが、2と4は今回が初演です。

   いろんな事情が重なって、まだ全曲初演には

   至っていないのですが、ご成功を祈っています。

 

・豊中市も合唱運動が盛んな土地柄で、この合唱協会に所属する50以上の団体が集まっての合

 唱祭とあって、各グループの演奏時間は8分以内です。しかし、そんな短いステージであって

 も、注意深く聴けば、それぞれの団の持ち味というものが伝わってきて、選曲・演奏・衣装

 など、目まぐるしく8分ごとに変化するステージが、却って楽しいものに思えてきます。開演

 から10番目に出演した、上記の「とよなか四季の会」の皆さんのステージも、時間の制約上

 「きんかん」はワンコーラスだけで、次の曲に入りましたが、「言葉がよく聞こえる」演奏で

 聴衆の皆さんにはとても印象に残る良演だったと思います。やはり指揮者が何を求めるのか、

 それがふだんの練習において積み重なり、舞台での成果となって現われ、評価されるのでしょ

 う。お疲れさまでした!来る29日の全曲演奏のステージでのご成功を、更に期待しています!

[1814] 既刊楽譜の紹介「銀河はるか」

  • 2018.06.21 Thursday
  • 01:42

❖ ユーフォニアムとピアノのための幻想曲 

・この楽譜は、新刊譜として既に3年前にトピ

 ック [1535] で紹介し、曲の内容に関しても

 詳しくコメントしています。

 

・ユーフォニアムとピアノのための

                       「銀河はるか」(1994)

 

・表紙に描かれている「馬頭星雲」の図柄から

 も察しがつくように、広大な宇宙に向かう人

 類の夢と希望を、明るく力強くユーフォニア

 ムの響きに託した二重奏ですが、このほど

 国内でのユーフォニアム関連の楽譜を手広く

 取り扱っている専門店、ユーフォランド社

 (Euph Land) が、僕の作品の販売楽譜の中に

 加えて取り扱ってくださる事になりました。

 (パート譜つき24ページ ¥1,100+税)

 

・また、この秋10月6日には、古くからの楽友で

 昨年コンクール受賞の経歴を持つ小野康行氏が

 リサイタルを予定しておられ、上演曲目の中に

 この作品を採り上げてくださるとの事、24年前の初演者・牛上隆司氏とは別の響きでの演奏

 が愉しめるものと期待しています。チラシができてきたら、改めてまたご案内しましょう。
 

[1813] 5月の演奏会(1)

  • 2018.05.05 Saturday
  • 01:39

❖ 城下町での優雅な邸宅コンサート    ・この演奏会は終了しました

・5月28日(月) 午前11時開演

・加賀市大島邸(大聖寺敷地町)

 

・僕の郷里・福井市に在住のクラリネット奏者

 中曽根有希さんは、1988年度ミス・インター

 ナショナル日本代表にも選ばれた素敵な女性、

 現在北陸を拠点にして、音楽演奏のみならず、

 珈琲学やアロマテラピーなどの分野でも、幅広

 い文化活動を展開されている活動家です。今年

 1月にもトピック[1804]でご紹介したように、

 旧作、箏とクラリネットのための「巷歌拾遺」

 (1994)を再演していただきました。

 

・ところで今回の演奏会の会場は、お隣り石川県

 の加賀市、が現在の呼び名ですが、むしろ僕に

 は旧い呼称、大聖寺の方がぐっと親しみやすく、

 県境を越えて直ぐの、福井では見慣れない赤い

 色の屋根瓦の家が立ち並ぶ加賀前田藩の支藩の

 城下町。大島家のお宅での「おもてなしコンサ

 ート」を、邦楽器の大谷祥子さんという箏曲家、

 実は本願寺裏方で、福井県あわら市吉崎御坊蓮如上人記念館館長も務めておられる御方との

 饗演で開催される予定です。

 

・「春の海」や「西行桜」など、邦楽の古典や近代の名作に加えて、3年前に作曲した僕の作

 品で、中曽根さんに初演していただいた 箏とクラリネットのための「空いろの初夏」(20

   15) を、また今回も採り上げて、大谷さんの箏との共演で再演して下さるとか、とても嬉し

 く感謝しています。会場にお伺いできず残念ですが、当日のご成功を祈っています。


 

[1812] 6月の演奏会(1)

  • 2018.04.27 Friday
  • 23:10

❖ 松本市での二十五絃箏の定期演奏会        ・この演奏会は終了しました

・6月8日(金) 午後7時開演

・ザ・ハーモニーホール(小) (松本市島内)

 

・松本市在住の二十五絃奏者・田中静子さんの、

 毎年恒例となったジョイントリサイタル、あり

 がたい事に、お付き合い始めてから、もう6年

 になるのですが、このブログを立ち上げてから

 でも、2014201520162017、 そして

 今年、と毎回、僕の作品を採り上げてくださっ

 ています。今年演奏される僕の作品は、すでに

 2014年に演奏された曲の再演です。

 

ヴァイオリンと二十五絃箏のための

          「風の里歌」(1995/2014)

 

・4年前のヴァイオリニスト降旗貴雄氏を、再び

 ゲストに迎えての再演です。N響の降旗氏の見事

 な演奏に、僕はすでに4年前に感服しています。

 今年のお二人の演奏も、きっと期待に背かない

 素晴らしいステージになる事を期待しています。

  故郷に帰ってきたような気分になれる程よいサイズの城下町・松本市を、今年また訪れる機会

 ができたのも、嬉しいことです。

 

・折しも前線の移動と重なり、雨とぶつかるかも知れない悩ましい空模様だったのですが、松本

 は曇り空、湿度は高いながらもヒンヤリとした風が吹き、さほど汗はかかず、思ったより快適

 でした(大阪と比べて空気がきれいなことが実感できます)。4年前と同じ顔ぶれのお二人の

 ジョイント、演目が異なったためコンサートの雰囲気が変わり、今回も充実した内容に堪能し

 ました。その中で僕の「風の里歌」だけは、前回と共通して今回も採り上げられ、再演されま

 したが、お二人に曲に対する把握が深まったせいでしょう、ずいぶんと自由闊達な、遊び心に

 満ちた、実に愉しい演奏を聴かせていただきました。作曲者としては、何もほかに言うことの

 ない満足と感謝で一杯でした。翌日はカラリと晴れた初夏の空。また来年の再訪を心に刻み、

 帰阪しました。

[1811] 新しい作品の完成(28)

  • 2018.04.26 Thursday
  • 09:38

❖ 秋の東京定演に出品する2曲目

前トピックに続き、数日後にこの作品を完成し

 ました。作詩者の入船氏は、昨年の会にも「夏

 休み」でご一緒した詩部門の会員です。

 

・「冬の夜話し」(2018) (詩・入船康和)

 

・左に掲示した手書き浄書譜面の冒頭に、歌詞を

 載せていますが、不鮮明ながら視覚的にも判る

 ように、この詩は整った4行3節からなる詩型

 で、まさに「有節歌曲」つまり同じメロディー

 を1番2番3番と歌詞を変えて歌って行ける、

 詩そのものが音楽的にできている好都合な作品

 です。通常の歌では、童謡から演歌までそれが

 「あたりまえ」なのですが、いつの頃からか日

 本歌曲では、そういう形式の整った詩を書く詩

 人が、僕の所属する会ではいなくなり、今では

 自由詩が主流となってしまいました。

 

・今回、この作品に巡り合えたことを、僕は僥倖

 と喜び、「この道」や「あかとんぼ」の先例に

 ならって、ピアノ伴奏は3回とも変えないまま、歌のメロディーも1番のメロディーに従う

 ことを原則として(言葉のアクセントが異なる個所だけ微調整して)愉しみながら作曲を進

 めました。掲示の楽譜、一見するとピアノ伴奏譜の上に、女声三部合唱が書かれているよう

 に見えますが、実際は、下から1番2番3番と、ソロの歌唱パートが記譜されているのです。

 

・僕が、これまで一時期には役員も務めさせていただいた日本歌曲の会では、新作の歌曲はす

 べて「首都圏を中心とする標準アクセント」に従うことを原則としていて、この作品も含め

 僕の歌曲作品は、関西弁による幾つかの作品以外は、全てこの方針に従っていますが、こう

 いう有節形式の歌曲でも、それを守るべきかどうか、判断の難しいところです。「からたち

 の花」では、厳密にアクセントに従って、異なるメロディを書き分けた山田耕筰が、「あか

 とんぼ」ではメロディの書き分けをせずに、第3節の「十五でねえやは嫁に行き」を敢えて

 「十五でねえやは夜目に雪」と誤聴されるリスク?をものともせずに、メロディをそのまま

 にした事を、僕は「耕筰の見識」として、心から評価・敬服しています。

 

・曲のコメントが最後になってしまいました。「冬の夜話し」(あえて「し」という送りを加

 えた詩人の配慮。これがないと「夜話」が「ヤワ」と呼ばれるかも知れず。)は、冬の夜寒

 に語られる登山男ヤマオトコの述懷です。‥‥‥(1) 風が戸を叩く冬の夜は 笛と喇叭を奏

   でながら むかしの山友トモが夢に現わる 山小屋ヤマヤのころが懐かしい  ‥‥いささか

 ぶっきら棒で、措辞にも仲間言葉が使われる男唄。湿っぽくない音楽を、これに配しました。

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